2012

カエデの苗木に突然ハバチの幼虫らしき虫が一匹単独でいました。「大阪府のハバチ・キバチ類」(吉田浩史・著 西日本ハチ研究会)に奇主植物がカエデとなっているハバチは二種類と、イタヤカエデで一種類が載っていました。このカエデは別の鉢植えに勝手に生えた苗を植え替えたもので、イタヤカエデではなさそうに見えます。鳥が落としたフンから芽生えたのかと思いましたが、そういえばカエデはプロペラ付きなので、風で飛んできたというのが自然なのかなと思いました。ともかくカエデを食べるハバチもいるそうです。


このハバチの幼虫の特徴は、ずば抜けて出来る子だったことです。食べ方がとっても綺麗でした。まず主脈から片側半分を食べ、そのあと残り半分も綺麗に残さずに食べて、葉を丸々一枚完全に食べていました。他のハバチの幼虫の中にも、体が大きくなると一回の食べる量も多くなり一枚を完食することもありますが、このハバチの幼虫は体が小さいときから、位置を変えず前回の続きを食べていました。魚の骨を残すように主脈を残す幼虫もいるけれど、主脈も完全に食べていました。 幼虫の中には、チラッと一齧りしては別の葉へ移り、一枚残さず完全に食べてくれたらいいのにと思うことが多かったので、この食べ方には驚き、不思議でした。食べる位置を変える幼虫と変えない幼虫とでは、生き残る上でどれだけ違いがあるのだろうかと、不思議に思いました。







時間が経って少し顔が黒くなってきました。






他の葉と重なりあうこともあり、そちらへ移ることも簡単にできたのですが、そうはしませんでした。

主脈右側に白いものが付いています。脱皮殻のように見えます。前より顔が大きいし、脱皮したのかもしれないと思いました。

ばぶばぶもぐもぐうまうま



約50分後です。白い何かが付いていた部分へも食べ進んでいて白いものもなくなっていました。






すぐ隣の葉へ移り食べていました。






夜ナメクジの点検をしているときにふとハバチの幼虫を見ると、いつにも増して寝とぼけた顔をしていたのでよく見たら、脱皮をしているところでした。


大分顔が黒くなってきました。体の色は変わらず、顔色が徐々に暗くなっていくタイプのようです。



二枚目も美しく完食です。









右についている白いのはアオバハゴロモの幼虫本体とロウ物質です。


この日、幼虫が新しい葉に移動せず葉柄につかまり、近くにフンのようなものが付いていたので、蛹化が近いのかなと注意して見ていました。


水滴も付いていました。ちっちなのでしょうか。


枝を降り始めたのでいよいよかなと思い、あまり追いかけてストレスになったらいけないからとそっとしておいて別の虫を見ているうちに行方がわからなくなりました。













2016

この年、カエデの葉の一部がいつの間にかなくなっており、その時点でやっとハバチの幼虫が複数匹いることに気が付きました。








