
バラはキモッコウです。新しく出た枝を中心に、アオバハゴロモの幼虫とそれが出したロウ物質が絡みついていました。キモッコウは2021年に枝を大幅に詰めました。その後切った場所から新しい枝が勢いよく出たり、近年出ていなかったシュートが何本も出たりし、その新しく出た枝にアオバハゴロモの幼虫が例年になくたくさんいるようになりました。



アオバハゴロモの幼虫が並ぶ中に混じって、所々植物の種子の綿毛みたいなのがくっ付いているように見えました。よく見ると、綿毛ではなくベッコウハゴロモの幼虫でした。

この写真のようなものもくっ付いていました。脱皮した殻かと思っていましたが違うかもしれません。


アオバハゴロモのお尻の赤茶の点が見えて本体の居場所がわかります。

よく見ると眼があるので居場所がわかります。アオバハゴロモは複数匹いるとろう物質のわたわたの範囲も広く幼虫の居場所がわかりにくいので私に対しての目眩しの効果は高いです。

単体でいたベッコウハゴロモ。最初見た時に、お尻から出たろう物質の毛のが体を覆うようにしてぺたんと倒されていたので、幼虫の体が見えず、植物の種子の綿毛が絡まっているように見えたのでした。

長い毛と、先に短い毛が絡んでいました。長い毛の先が折れたのか、短い毛を出してそれが移動したのかよくわかりません。



日の光に当たると毛が少しオーロラ色にきらきらと輝いていました。

毛束が下りていると幼虫の体が見えてわかりやすいです。毛束は姿を隠す役割でもあるのでしょうか。こちらの論文『アミガサハゴロモの研究 幼虫のロウ物質の構造と役割』(藤田 誠 化学と生物 53 (11), 802-804, 2015)で、ろう物質についての考察を読むことができました。こちらを見ると、植物のおしべや羽毛への擬態や、逃走時に利用していることなど記されていました。飛んで逃げるところを見たことがないので、もうちょっとちょっかいを出して飛ぶところを観察してみようと思います(カメラを向けるだけでも逃げますがくるっと反対側へ移動するかそそくさと歩いて逃げる)。ろう物質の色についても考察していらっしゃいます。





