バラシャチホコガ幼虫

バラと蟲

2017.4.29

バラの葉裏に巨大な卵らしきものが付いていました。品種はマダム・プランティエです。ハバチの幼虫(葉の表から産卵タイプ)がくるまっているのかと思うほどの大きさでした。

2017.4.30

色が少し変わってきていました。黒っぽい部分が透けて見えていました。この大きさからすると何かとんでもないものが生まれてきそうだったので、葉ごと持ち帰り観察することにしました。

2017.5.3

この日ふと見ると、持ち帰って水に挿していたバラの葉柄のところに何か黒っぽいものがいることに気がつきました。見た瞬間やばい!と思いました。それが二匹のアリに見えたからで、そのとき同時にハバチの幼虫も観察しており、それに集っている場面が頭によぎったからです。以前ハバチの幼虫にたかっていたアリ。そのほかにも、同じ種類と思われるアリを引っ張りあいこしていたり、獲物を取り合うようにしていたり、二匹のアリというのはわたしの中では他の生き物にたかる場面を想起させるので、このときもそれが思い起こされました。

長い前脚が絶えず細かく震えていました。これは死ぬまでずっと変わらない、一貫した動作だったように思います。はっきりとした理由があって動かしているようにも、目的はなくなぜかわからないけれど勝手に動いてしまっているようにも、その中間のような印象をうける動きでした。

あとから写真を見て気がついたのですが、体に何か緑色のものが付いていました。

お尻側はアリの頭部に似ていました。ぱっと見だとどちらが幼虫の頭部なのかわからなくなることもよくありました。

2017.5.4

右側の丸くぎざぎざになっている葉は幼虫が齧った箇所です。食べ方は、葉の縁から内側に入っていき、一回の食事が終わると食べていた葉から離れて葉柄などに移動し、そこで待機、数分後同じ葉に戻り、前回の続きから食べ始めていました。この幼虫は食べるたびに新しい場所へ移るタイプではなさそうでした。葉がささっと筆で書いたように黒くなっているのは毎年出ている病気と思っているもので、そういった葉や枯れかけている部分もありましたが、それを避けているかいないかは今回は判断つきませんでした。

止まっているときも絶えず前脚が震えており、とても体力を消耗しそうなのにどうなんだろうかと思いました。

2017.5.5

右端に映っている、葉に付いた白っぽい跡は、卵の付いていた部分です。薄っすらオーロラ色の輝きがありました。殻のようなものは残っておらず、くっ付いていた部分のみ乾いた糊のようになっていました。

身体測定の途中にわたしの指に乗ってきました。警戒心はあまり強くなくて気さくな印象を受けました。

2017.5.9

2017.5.10

2017.5.11

2017.5.14