
シャリンバイの葉裏に、こげ茶の干からびたアブラムシの死骸と、ヒラタアブの仲間の卵と思われる白い楕円形の粒と、緑色のアブラムシがいました。この緑色のアブラムシがなかなかわたしの目では見つけられず、アブラムシの死骸(ただ干からびすぎて元がわからずこのアブラムシと同じ種類かどうかわかりません)があることと葉にまだ乾いていない甘露が付いていることで、きっといるはず、という目線で探してやっと目が馴れてきました。 この見つけにくさは、全体が透明感のある緑色で、斑紋や尾角が黒いとかといった目立つ色がないことが関係しているのかなと思いました。 第一印象は「アブラムシ?それにしてはでっかいな!もしかしてアブラムシじゃないのかな…」でした。 『アブラムシ入門図鑑』(松本嘉幸 著、全国農村教育協会)を見て、ナシミドリオオアブラムシに似ていると思いました。 一次奇主がシャリンバイだそうです。二次がナシ・ナナカマドと書いてあり、どちらともこの庭にはありません。トキワサンザシはありナナカマドに似ているので同じ仲間だったっけと思いましたが違いました(バラ科なのは共通)。



ヒラタアブの仲間の卵に見える白い楕円形の粒はへしゃげていて先が破れているように見えるので、もう出たあとの殻かなと思いました。 周りの死骸はヒラタアブの幼虫やその他アブラムシを捕食する生きものに食べられた後でしょうか。 すぐそばに自分や仲間を殺して食う生きものの卵があり、周りには既にその生きものに食べられて死んだ仲間がちらばっているなんて、もしこれがヒトなら正気ではいられないことでしょう。


『アブラムシ入門図鑑』には腹部背面に三本の縦の緑条をもつ、と書いてありました。………どれ?????? 少し濃い緑色の筋が複数あるのはわかるのですが…そしてこの緑がちょうど葉脈とかぶって、このことがさらに葉と馴染む要因のように思いました。それと脚がやけに毛がぼうぼうなのが目につきました。試験管ブラシ(毛が白いタイプのやつ)みたいでした。








つぶつぶは越冬卵でしょうか。薄茶とそれより濃い茶色のものがありました。


アブラムシにもよりますが、撮影中葉を動かしたり木全体が少し動いたことからか、数匹がすたすたと早歩き(わたしの中での勝手な基準「走る=ゴキブリの移動」)で枝を伝って移動していたのが珍しく感じられました。






透明な液体で濡れた葉。これがなかったら死骸ばっかりでアブラムシいないな~ぐらいで素通りしていたかもしれません(甘露じゃないかもしれないけど)
